世界初(※)の方法論策定 自動車リサイクル部品の活用による CO2削減効果をカーボンクレジット化へ ~自動車リサイクル部品活用による新方法論で、 自動車産業の脱炭素と循環経済を加速~
自動車リサイクル部品の活用によるCO2削減効果をカーボンクレジット化する世界初の方法論が策定された。
専門家の視点
J-クレジット制度で新たに「自動車リサイクル部品活用によるCO2削減」の方法論が世界初と位置づけて策定されたことは、実体としては「部品製造時のCO2排出抑制」をクレジット化する制度的枠組みを作ったという事実です。しかし、ここには構造的なズレが潜んでいます。物語としては「自動車産業の脱炭素と循環経済の加速」を掲げていますが、肝心の実体である「削減量の算定方法」や「検証可能なKPI」、そして「誰が実際にこのクレジットを購入するのか」という需要側の実行レイヤーが本文からは見えません。期待先行の構造であり、制度を導入したという物語に対して、実際に排出削減に寄与するかどうかの実体が翻訳されていない状態です。特に、リサイクル部品の使用が必ずしも新品部品の製造減に直結するわけではないという前提を問い直す必要があります。この方法論が機能するためには、最終的にクレジットを購入する企業が、単なるカーボンオフセットではなく、自社のサプライチェーン全体における部品調達の構造を変える意思を持っているかが分かれ目です。