企業動向

【脱炭素化・エネルギー転換】NEDO、イーグリッドとともにタイ・バンコクで電動バイクの電力消費削減を目的とした実証研究開始

ctiweb.co.jp 2026-06-23
企業のGX対応事例として、現場で何が求められるかを知る手がかりになります。

専門家の視点

タイ・バンコクでの電動バイクの電力消費削減実証は、東南アジアの交通電化において実体が先行する構造です。バンコクの慢性的な渋滞と二輪車の多さは逃れられない現実であり、電動バイクの導入は排ガス削減に直結します。NEDOとイーグリッドが取り組む電力消費削減の技術実証は、この実体に基づいた具体的な手触り感のある施策です。 一方、物語は明快であり、実証の目的と期待される効果が明確に設定されています。問題は期待レイヤーにあり、タイ国内での電動バイク普及政策や充電インフラ整備の進捗が実証スケジュールに追いつくかという時間軸のズレが潜んでいます。実証が成功しても、バッテリースワップ局の配置や電力グリッドの負荷管理といった社会実装の実行レイヤーが欠落したままでは、成果が部分最適に留まります。 隠れた前提は「電動バイクの電力消費削減がそのままCO2削減につながる」という点です。タイの電力源構成が石炭火力に依存している場合、使用電力量の削減効果以上に、系統全体の排出原単位の改善が不可欠です。

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