令和8年度加工食品カーボンフットプリント(CFP)算定のロールモデルとなる食品事業者を募集し ...
専門家の視点
農林水産省が令和8年度に向けて加工食品のカーボンフットプリント算定のロールモデルを募集するこの事業には、三つの構造が重なっています。実体としては、すでに令和7年度のモデル事業を経て算定ガイドが改定され、中小企業を含む事業者が実際に算定できる仕組みが整いつつあります。しかし、物語は「推進」「可視化」「脱炭素化」という大きな方向性を示す一方で、算定作業の具体的な負担や、算定結果をどう活用して排出削減に結びつけるかという実行レイヤーの詳細が示されていません。期待は、参加事業者がロールモデルとなることで業界全体に波及するという政府の意図にありますが、算定に協力する事業者が得るメリットやインセンティブが明示されていないため、市場や市民の関心を集めるには物足りない内容です。 ここでの構造的なズレは「物語欠落」に近いものです。数字や制度としての算定ガイドは存在しますが、この取り組みが「なぜ今、誰のために、どのような成果を目指すのか」というストーリーが弱く、単なるガイドラインの周知で終わるリスクがあります。隠れた前提は、算定さえすれば削減が進むという発想です。
〇加工食品共通CFP算定ガイドを用いて算定を行う食品事業者を募集。〇公募期間は、令和8年6月22日(月曜日)から令和8年7月31日(金曜日)まで。 農林水産省は、食品事業者によるカーボンフットプリント(CFP)(※注)の自主的な算定の取組を推進するため、CFP算定のロールモデルとなる食品事業者を創出する、加工食品CFP算定に係るモデル事業の公募を令和8年6月22日(月曜日)から開始します。注:カーボンフットプリント(CFP)とは製品・サービスのライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量のことです。 令和3年5月に策定された「みどりの食料システム戦略」では、フードサプライチェーン全体を通じた脱炭素化の推進を掲げています。 そのためには、サプライチェーン全体の温室効果ガス(GHG)排出量をより緻密に把握するとともに、排出削減の成果のモニタリングや、食品事業者によるGHG排出量削減の取組の可視化等に活用できるCFP算定の推進が重要です。 農林水産省では、算定の考え方を示した「加工食品共通CFP算定ガイド」(以下「算定ガイド」)を令和7年4月に公表しました。さらに、算定ガイド等を参照した食品事業者によるCFP算定を支援するため「令和7年度モデル事業」を実施し、その結果を踏まえ、令和8年3月に「算定ガイド」を実践的な観点で改定しています。 本事業は、食品業界におけるCFP算定支援を行うことで、中小企業を含む幅広い事業者にとって先進的なロールモデルとなる取組事例の創出を目的としています。このため、算定ガイド等を参照しながら、自社製品のCFPを算定する食品事業者を募集します。 別紙資料の募集要領をご確認の上、ご提出ください。 関連リンク:フードサプライチェーンにおける脱炭素化の「見える化」の推進 大臣官房みどりの食料システム戦略グループ 担当者:地球温暖化対策調整・推進班代表:03-3502-8111(内線3289)ダイヤルイン:03-6744-2473 PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。 Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。 住所:〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1 電話:03-3502-8111(代表)代表番号へのお電話について Copyright : Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
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