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名古屋高速 脱炭素推進計画を策定 低炭素アスファルトの採用など目指す | 建通新聞 電子版

2026-06-09
名古屋高速道路公社が2040年度までの脱炭素推進計画を策定し、低炭素アスファルトの採用などを目指す。

専門家の視点

この計画の構造上の焦点は、インフラ維持管理の現場で排出されるCO2削減が「採用」という選択肢の提示にとどまっている点です。実体として、低炭素アスファルトや電動建機といった技術の導入コストや供給量、現場の施工体制が整っていなければ、計画は目標値の設定で終わります。物語は「脱炭素化」という大きな方向性を示していますが、その実行を誰がどのような財源とスケジュールで担うのかという実行レイヤーが不明確です。期待は、名古屋高速という公的組織の計画ですから、市民や市場からの圧力はまだ大きくなく、計画自体が「やっています」という説明責任を果たす役割を担っています。ここでの隠れた前提は「アスファルトに関する技術選択=脱炭素化の要」という見方です。しかし実際には、道路の運用効率化(例えば渋滞削減によるアイドリング抑制)や、建設機械の電動化のための充電インフラ整備の方が、より即効性と効果が大きい可能性があります。この計画は、実体が追いついていない状態で物語が先行している「物語先走りの構造」です。次の観測点は、具体的な低炭素アスファルト調達の目標年と、その調達量が公社全体の使用量に占める割合の開示です。

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