企業動向

【日本】鹿島、竹中、三菱ケミカル等、建設プラの最大50%がケミリサ可能と確認。国プロ

2026-06-05
鹿島、竹中、三菱ケミカル等6社が、建設系廃プラスチックの最大50%をケミカルリサイクル可能であることを国のプロジェクトで確認した。

専門家の視点

建設系廃プラスチックの最大50%が化学リサイクル可能という国プロジェクトの結果ですが、ここで問われるのは「可能」という技術実証と「実行」という事業化の間にある構造的なギャップです。技術的には分別や品質管理のハードルを越えたという実体がありますが、実行レイヤーである建設現場での分別ルールや排出量の安定供給体制が整っているかという点は物語の中では省略されがちです。物語は「ケミカルリサイクルで建設廃材が資源に変わる」という明るいフレームで語られますが、実際には収集・運搬・中間処理という川中を誰がどう担うのかという制度的非対称性が残っています。この構造は典型的な「物語先走り」のリスクを持ちます。なぜなら、技術実証は成功しても、現場オペレーションや経済性の実証には数年単位の時間が必要であり、その間に関心が薄れると実行が停滞するからです。次の観測点は、この6社が共同で実証から事業へ移行するための具体的な合弁会社や投資スケジュールをいつ公表するかです。それを指標にしなければ、この50%という数字は単なる可能性の表明に終わります。

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