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物流の脱炭素化は「電動化」だけじゃない マツダと日通が挑むバイオ燃料での輸送とは 実証走行を開始 - TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG 2026-06-03
マツダと日本通運がバイオ燃料を使用した物流車両の実証走行を開始し、電動化以外の脱炭素輸送の可能性を探る取り組みを報じている。

専門家の視点

マツダと日本通運がバイオ燃料を用いた物流実証走行を開始したという報道ですが、ここには「実体」と「物語」に明確なズレがあります。実体として、バイオ燃料は既存のディーゼルエンジン車輛をそのまま使える、導入ハードルの低さが強みです。しかし、物語は「電動化だけではない脱炭素の選択肢」として、あたかも電動化と代替燃料が並列のオプションであるように描いています。この前提には無理があります。バイオ燃料の最大の課題は、供給量とコストの壁です。実証段階では少量を燃やせても、物流全体をカバーできる規模での生産体制はまったく整っていません。つまり、「現実的な選択肢」として語られるほどの実体はまだないのです。このズレは「物語先走り」の構造です。電動化が進まない重車両向けの「つなぎ」としての位置づけなら納得できますが、現状のバイオ燃料は、主流の脱炭素経路から外れたニッチな領域に過ぎません。次の観測点は、この実証が半年後、一年後に具体的なCO2削減量とコスト試算を公表するかどうかです。数値が伴わなければ、物語だけが一人歩きする典型例として評価すべきです。

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