人材・キャリア

「サステナコンサル」転職セミナー開催、ナフサショックから読み解く市場価値 - kankyo-business.jp

kankyo-business.jp 2026-06-01
サステナビリティ分野のコンサルタントを対象とした転職セミナーが開催され、ナフサショックを題材に市場価値の読み解き方が解説される

専門家の視点

ナフサショックという過去の資源価格急変を題材に、サステナビリティコンサルタントの市場価値を読み解く試みには、構造上のある“飛躍”が含まれています。ナフサショックは原料価格の高騰が産業構造を変えたという“実体”があり、それに対応した経営行動が“物語”として検証され、市場が人材を評価したという“期待”の循環が起きました。しかし、現在のGX分野では、脱炭素移行が「いつ効くか」が不透明で、規制や補助金という制度依存の部分が大きく、純粋な市場メカニズムだけでコンサルタントの価値が決まるわけではありません。このセミナーは、過去の資源ショックを「物語」として活用する点では優れていますが、GXの人材市場が直面する「制度が先走り、実体のビジネスが追いつかない」という非対称性を十分に扱えているかが疑問です。次の観測点は、このセミナー参加者の転職が実際に「実行レイヤー」の強化につながるのかどうかです。物語先走りの構造であり、実体としての産業変革が人材評価に追いつくにはまだ時間がかかります。

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