ESG・金融

「サステナ開示はできている」は本当? 罰則リスクも踏まえた虚偽記載防止策 - 日経クロステック Active

日経クロステック Active 2026-06-01
サステナビリティ開示の虚偽記載リスクと罰則を踏まえた防止策について解説

専門家の視点

「サステナ開業はできている」という企業側の自己認識と、実際の開示内容の間にずれが生じやすい現実がここにあります。多くの企業は法形式に沿った開示を「できている」と判断しますが、その背後で虚偽記載防止の内部統制や検証プロセスが整備されていないという実体が存在します。ここで問われるのは、開示物語と実体の整合性です。 物語の主語は「開示しています」ですが、実体は「検証可能性を伴った質の高い開示ができているか」という点です。制度が先行するほど、罰則リスクに怯える形で開示が形骸化する構造があります。実行レイヤーは経営企画やサステナビリティ部門に委ねられますが、監査法人と内部統制の連携が弱ければ虚偽記載を見抜けないまま開示が通ってしまいます。 この記事が隠す前提は「開示すればリスクは減る」という暗黙の仮定です。しかし実際は、開示した内容と実際のGHG排出削減やガバナンス実態が乖離していれば、罰則リスクはむしろ増大します。開示はリスク回避の道具ではなく、実体の可視化手段として捉え直す必要があります。

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