再エネ・技術

再エネ利用の「時間単位証書」、JREA Crossが実証 - ニュース - メガソーラービジネス plus - 日経BP

日経BP 2026-05-28
再エネ利用の時間単位証書に関するJREA Crossの実証について報じている

専門家の視点

再エネ証書を時間単位で発行・管理する実証が始まりました。これは、現行の「年間マッチング」から「時間単位の一致」へと精度を高める試みであり、欧州で先行する仕組みを日本に導入する動きです。 構造として見えるのは、実体と物語の間に「時間軸のズレ」がある点です。実体としては、発電側の再エネ出力変動と需要側の消費パターンを1時間単位で突き合わせる技術基盤や、ブロックチェーンを使った追跡システムが実証段階に入っています。これは欧州の「GO(Guarantees of Origin)」制度を参考にした制度設計です。一方、物語としてこの仕組みは「24時間再エネで賄う」という高い目標を掲げます。しかし現実には、太陽光が発電しない夜間帯の充足や、蓄電池との組み合わせ運用、さらには実証を誰がコスト負担するかという実行レイヤーが未確定です。 隠れた前提は「時間単位証書が普及すれば需要家の再エネ調達が容易になる」という楽観視です。実際には、証書のコストが電気代に転嫁される構造になるため、導入初期は大口需要家以外には手が届きにくいという逆説があります。

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