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中小企業の脱炭素経営の支援を目的とした官民連携の組織が総会=静岡 - at-s.com

at-s.com 2026-05-30
静岡県で中小企業の脱炭素経営を支援する官民連携組織の総会が開催された。

専門家の視点

官民連携組織の設立自体は制度としての「実体」ですが、肝心の中小企業における脱炭素経営の実践は、技術導入コストや人材不足という物理制約が壁となって進んでいません。この記事は「支援組織を作った」というプロセスの物語を伝えていますが、具体的な目標や検証可能なKPIが語られておらず、物語が実体から浮いている構造です。支援の実行レイヤーが「誰が」「どのようなスキームで」中小企業の現場に入るのかが明示されないまま、組織の設立だけが成果のように扱われています。静岡県内の中小企業が実際に脱炭素に取り組むためには、補助金の申請手続きを代行する人材や、エネルギー診断の結果を即座に投資判断に結びつける金融機関との連携といった「実務の翻訳」が不可欠ですが、この物語にはその部分が欠落しています。隠れた前提は「官民連携組織があれば中小企業の行動が変わる」という発想です。別の見方として、組織の設立ではなく、地域金融機関が既存の融資メニューにCO2削減条件を組み込む仕組みや、商工会議所が小規模事業者向けに簡易なカーボンフットプリント算定ツールを無料提供するといった「実体に直結する支援」こそが優先されるべきでしょう。

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