排出量算定

「4つのステートメント」が変える排出算定・開示-GHGプロトコル「行動と市場手段」(AMI)ホワイトペーパー(コメントは6月15日まで受け付け) - Zeroboard

Zeroboard 2026-06-01
排出量算定やScope対応の実務理解に直結し、GX業務の入口として重要です。

専門家の視点

GHGプロトコルの「行動と市場手段(AMI)」ホワイトペーパーは、企業の排出量算定と開示の実体を大きく変えようとしています。ここでの核心は、再生可能エネルギー証書などの市場手段をどのようにScope2排出量に反映するかという技術的ルールの変更にとどまらず、企業の「行動」そのものを評価軸に据えようとする点です。 これまでの物語は「購入した証書量で排出係数を調整する」という手続き重視でしたが、AMIは「企業が実際にどのような行動で排出削減に貢献したか」を問う4つのステートメントを提案しています。これは、市場手段が実体なき帳簿上の削減になりがちだったという批判に対する回答です。しかし、ここには構造的なズレが潜んでいます。ステートメントの枠組み自体は整っていても、それを検証し、監査し、開示する企業側の実行レイヤー(人材・システム・経理連携)の準備が追いついているかは別問題です。 隠れた前提は、「企業が自社の排出削減行動を正確に言語化・定量化できる」という点です。

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