企業動向

脱炭素化 広がる物流業界 EV実証、輸送の効率化 着々 - 中日BIZナビ

2026-05-31
国土交通省のデータを基に、国内CO2排出量の7.3%を占める貨物自動車の脱炭素化に向け、物流業界でEV実証や輸送効率化の取り組みが進んでいる。

専門家の視点

物流業界のCO2排出量を削減すべく、EV導入による実証実験が進んでいるという記事の内容です。記事では、トラックなど貨物自動車が国内排出量の7.3%を占める事実を示し、2050年カーボンニュートラル目標への対応が急務であると語られています。 この構造には、実体と物語の間に明確なズレが存在します。実体として把握すべきは、物流業界は利益率が薄く、車両の高コストや充電インフラ不足といった物理的な制約が待ったなしで存在する点です。しかし、記事が描く物語は「EV実証」や「輸送効率化」という言葉で前向きな姿を強調し、導入の速度が実体に追いついていない厳しい現実を覆い隠しています。時間軸の観点では、大型トラックのEV化が本格的に効き始めるのは2030年代以降と見るのが妥当であり、現在の実証は「種まき」段階に過ぎないという点が重要な隠れた前提です。 別の見方として、物流の効率化をEVの置き換えだけで語るのではなく、モーダルシフトや共同配送、在庫最適化といった「動かさない」戦略との組み合わせこそが現実的な効果を生むという可能性も提示できます。

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