アスエネ、パーソルテンプスタッフと協業し「脱炭素派遣」を創出。「ASUENE ACADEMY」導入で、GX実務人材1,000名を育成 - PR TIMES
アスエネとパーソルテンプスタッフが協業し、脱炭素派遣を創出。GX実務人材1,000名を育成する計画。
専門家の視点
アスエネとパーソルテンプスタッフの協業は、GX実務人材の育成と派遣を一体化する試みです。実体として、脱炭素対応の実務を遂行できる人材が企業に不足していることは確かであり、この派遣サービスはそのギャップを埋める手段として一定の合理性を持ちます。一方で、訓練期間や派遣先での実務経験がどの程度の深さを持つかという実行レイヤーの具体性には注意が必要です。1,000名という育成目標は物語として分かりやすいですが、その内どの程度が実践的なGX推進能力を持つ人材として企業価値に直結するかは、研修カリキュラムやOJTの質に依存します。ここでの構造的なズレは、「人材育成の量」と「実務での質」の間に生じやすいものです。アスエネのクラウドサービスの導入が研修の一部に含まれることで、自社サービスの拡販にもつながる点も隠れた前提です。企業は派遣される人材の専門性を過信せず、受け入れ側の組織としてのGX推進体制と組み合わせて評価する必要があります。GX人材の派遣という仕組み自体が普及するかは、派遣された人材が実際に企業の排出量削減にどれだけ寄与したかという成果指標の設計にかかっています。