i Labo、水素専焼エンジンの研究開発拠点「愛知碧南R&Dセンター」を開設 - J-CAST ニュース
i Laboが水素専焼エンジンの研究開発拠点「愛知碧南R&Dセンター」を開設し、高圧水素供給設備を備えたテストベンチを稼働開始した。
専門家の視点
水素専焼エンジンの研究開発拠点開設は、技術実証の場を確保するという点で実体の一歩です。しかし、現在稼働中のテストベンチが1基であり、最大3基対応の建物が完成済みという情報は、実証能力がまだ限定的であることを示しています。高圧水素の供給体制が整ったことは、実体としての前進ですが、エンジン単体の性能評価だけでは、実用的な製品としての信頼性やコスト競争力を証明するには不十分です。物語としては「水素社会への貢献」という明確な目的がありますが、KPIとして設定されるべきは、例えば出力や燃焼効率、耐久時間といった具体的な数値目標の達成度です。現時点では、物語が実体を先行している「物語先走り」の構造にあります。期待のレイヤーでは、自治体や産業界から協力の申し出がある可能性がありますが、本格的な量産や商用化のスケジュールが不透明なため、投資家が様子見するリスクもはらんでいます。次の観測点は、この拠点でいつ、どの水準の性能を達成するのかという実証スケジュールの具体化です。