【国際】ICVCM、グローバル・カーボン・カウンシルをプログラム承認。4件のメソドロジー承認も
ICVCMがグローバル・カーボン・カウンシルを新たにプログラム承認し、4件のメソドロジーも承認したニュース
専門家の視点
ICVCMによるグローバル・カーボン・カウンシルのプログラム承認と4件のメソドロジー承認は、ボランタリーカーボンクレジット市場の信頼性回復に向けた制度設計の重要な一歩です。実体として、ICVCMは「コアカーボン原則(CCP)」という評価フレームワークを通じて、クレジットの質を担保する基準を整備しつつあります。しかし、物語は「質の高いクレジット市場の確立」を掲げる一方で、承認されたメソドロジーが実際に追加性や永続性をどれだけ厳格に確保するかという検証の詳細は依然として不明瞭です。ここには物語先行の構造が潜んでいます。期待のレイヤーでは、投資家や企業が「ICVCM承認済み」というラベルに過剰に走り、実質的な環境効果を精査せずにクレジットを購入するリスクがあります。制度の導入スピードに対して、基準の執行や第三者検証の人材育成が追いついていない非対称性も見逃せません。隠れた前提は「ICVCMの承認が自動的に高品質を保証する」という考え方です。実際には、承認されたメソドロジーの実施状況やプロジェクトごとのローカルな影響を監視する実行レイヤーが不足しています。