制度・政策

内航船革新的運航効率化・非化石エネルギー転換推進事業の2次公募開始~内航海運における ...

2026-05-22
国土交通省が内航船の運航効率化と非化石エネルギー転換を推進する補助事業の2次公募を開始し、脱炭素化に向けた取組を支援する。

専門家の視点

この補助金制度は、内航海運の省エネと非化石転換を同時に進める実証事業の2次公募です。実体として、2030年度の省エネ目標62万klという具体的な数値目標が設定されており、補助率1/2以内という制度設計も明確です。しかし、物語と実体の間に構造的なズレがあります。物語は「2050年カーボンニュートラル」「非化石エネルギー転換」を強調していますが、実証事業の多くは省エネ効率化、つまり現状の化石燃料を減らすことに主眼が置かれています。水素燃料電池やバッテリーへの転換は「加えて」と位置づけられており、本格的な非化石転換はあくまでオプションです。期待先行の構造と言えます。また、時間軸の非対称性も見逃せません。事業実施から実証結果の評価を経て、内航船全体に展開するには、この補助金の実効性が試されるのは数年以上先です。補助事業者の決定が令和8年7月であり、そこから実際の導入と効果検証までにはさらに長期を要します。この制度で最も問われるのは、実証で得られた知見を、小規模事業者が多い内航海運業界全体にどう横展開するかという実行レイヤーの欠落です。

国土交通省は、経済産業省と連携し、内航海運の省エネルギー化及び非化石エネルギーへの転換を推進するため、[1]ハード対策とソフト対策の組合せによる船舶の省エネルギー化を目指す実証事業及び、[2]当該省エネルギー化に加えて非化石エネルギーへの転換を目指す実証事業の2次公募を行います。 1.事業内容 我が国は2050 年までのカーボンニュートラル達成を目指して、あらゆる分野における省エネルギー化 及び非化石エネルギーへの転換に向けた取組を進めています。 また、エネルギー基本計画における2030年度の内航海運分野における省エネルギー削減目標(62万kl) に向けて、更なる取組の促進が必要です。 こうした背景を踏まえ、国土交通省は、経済産業省と連携し、下掲の実証事業を実施する事業者※1 に 対し、事業実施に必要な設備費、設計・工費、検証等費用の一部を補助※2(補助率1/2 以内)します。 ハード対策(省エネ船型、高効率プロペラ、高効率エンジン等)とソフト対策(運航計画・配船計画 の最適化等)の組合せによる船舶の省エネルギー化を目指すもの。 上記の省エネルギー化に加えて非化石エネルギーを使用する機器(水素燃料電池、バッテリー等)の 導入による非化石エネルギーへの転換を目指すもの。 ※1 補助事業者は、有識者による審査結果を踏まえ、令和8年7月上旬に決定する予定。 ※2 内航船革新的運航効率化・非化石エネルギー転換推進事業(運輸部門におけるエネルギーの使用合 理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金)(別添参照) 2.公募期間 令和8年5月22日(金)~令和8年6月12 日(金)17:00 必着 3.その他 公募要領及び公募申請書類については、経済産業省資源エネルギー庁のホームページをご覧ください。 https://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer/2026/0522_01.htm 内航船革新的運航効率化・非化石エネルギー転換推進事業(運輸部門におけるエネルギーの使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金)(別添)(PDF形式) PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。 左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。 Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

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