非FITモデルで400カ所の太陽光発電所を新設 中部電力と丸紅新電力
専門家の視点
このプロジェクトは、FIT/FIP依存からの脱却という制度的な転換点に立っています。実体として、中部電力と丸紅新電力が低圧太陽光発電所400カ所をオフサイトPPAモデルで新設する計画は、数量と事業スキームの両面で明確です。物語としては「非FITでの拡大」が前面に出ていますが、ここには二つの隠れた前提があります。一つは長期PPA契約の需要家が確実に存在するという前提です。もう一つは低圧太陽光の分散型電源が系統連系や運用コスト面で経済合理性を持つという前提です。現時点では、これらの前提が実証されるのはこれからであり、物語が実体に先行している可能性があります。期待レイヤーでは、非FIT市場への投資家・企業の関心は高まっていますが、実際のオフサイトPPA市場はまだ流動的です。この構造の核心は、FITという制度依存から市場競争への移行が「物語としては正しいが、実行レイヤーである需要家獲得と系統制約の現実が追いついていない」というズレです。次の観測点は、この400カ所のうち何割が実際に長期契約で稼働するかという実証期間です。
中部電力と丸紅新電力が中部エリアにおいて低圧太陽光発電所を開発すると発表。FITおよびFIP制度を利用せず、全てオフサイトPPAモデルを活用する。 中部電力と丸紅新電力は2026年5月15日、中部エリアにおいて低圧太陽光発電所を開発すると発表した。FITおよびFIP制度を利用せず、全てオフサイトPPAモデルを活用する。 計画では2027年度中に中部エリアで合計400カ所を開発する計画で、太陽光パネルの出力ベースで合計約40MW、連系出力は合計約20MWになるという。年間発電量は約4280万kWhを見込み、年間のCO2排出量の削減効果は約1万8000トンに相当するとしている。 丸紅新電力が発電所の開発・建設を担当し、中部電力が運営と管理を行う。発電した電力は中部電力ミライズのオフサイトPPAサービスを通じて、需要家に供給する計画だ。 中部電力グループは、再生可能エネルギーを主力電源の一つに位置付けており、「2030年頃に保有・施工・保守を通じた320万kW以上の拡大」を目標とし、新規の電源開発に取り組んでいる Copyright ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 建設をエネルギーとICTで変える「BUILT」オープン!! 【特集】改正FIT法で対応必須! 太陽光発電の運用保守 ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。 メディア一覧 | 公式SNS | 広告案内 | お問い合わせ | プライバシーポリシー | RSS | 運営会社 | 採用情報 | 推奨環境
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