再エネ・技術

日本の再生可能エネルギーの開発計画は増えるが、系統連携は全体の3割弱。「ボトルネック」はコストリスクを開発業者に転嫁する原因者負担原則等の制度設計(政策由来)にあり(宮本美智代) - 一般社団法人環境金融研究機構

一般社団法人環境金融研究機構 2026-05-18
日本の再エネ開発計画が増加する一方で、系統連携率は3割弱にとどまり、原因者負担原則などの制度設計が開発業者へのコストリスク転嫁のボトルネックとなっていることを指摘。

専門家の視点

この記事は、日本の再生可能エネルギー開発が計画段階で拡大している一方、系統連携が全体の3割弱に留まる現実を示しています。実体的には、開発業者がコストリスクを負う「原因者負担原則」などの政策由来の制度設計を「ボトルネック」と特定しており、技術的課題ではなく政策要因に焦点を当てています。物語としては、政策の失敗を批判するフレーミングが強く、系統運用側の対応や技術的制約、長期的なコスト配分の議論は省略されています。期待とのズレでは、開発業者はリスクを軽減する制度改革を期待しているものの、現状は目的(再エネ導入拡大)と手段(原因者負担原則)が逆機能し、投資規模と実際の連携効果のギャップが拡大しています。また、主語が「日本の再生可能エネルギー」と曖昧で、責任主体が不明確なまま開発業者にリスクが転嫁される構造が批判されています。日本企業やGX人材は、系統連携のボトルネックを技術課題だけでなく制度リスクとして捉え、政策動向を踏まえた投資判断とリスク分散戦略を早期に構築する必要があります。

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