制度・政策

全国10ブロックで産業集積 重点分野に「半導体」「GX」―政府 - 時事通信

2026-05-18
政府は全国10ブロックで半導体・GX等の重点分野の産業集積を検討し、6月策定の地域未来戦略の柱とする方針を発表した。

専門家の視点

この記事は政府が全国10ブロックで産業クラスター形成計画の素案を示したものです。実体としては、半導体やGXなど重点分野を地域ごとに割り振ったに過ぎず、具体的な投資規模や雇用創出効果、CO2削減量といった数値は一切示されていません。物語としては「地域活性化」「大規模投資を呼び込む」とポジティブに語られますが、過去の同様の施策がどの程度実現したかの検証は省略されています。読者や業界は具体的な経済効果や脱炭素達成への道筋を期待しますが、現状は「何をやるか」のみで「どう実現するか」「どの程度の効果を見込むか」が不在です。注目すべきズレとして「規模と効果のギャップ」が顕著であり、また「主語の曖昧化」も見られます。政府が旗振り役ですが、実際の投資判断や人材確保は民間企業と自治体に委ねられ、責任が拡散しています。さらに、原発や再エネをGXの脱炭素電源と位置づける一方で、廃炉や地域住民の受け入れといった省略された利害関係者が存在します。日本企業やGX人材は、政府の枠組みに依存せず、自社の競争力と現実の削減効果を冷静に見極める視点が不可欠です。

政府は18日、地域経済の活性化に関する副大臣会議を開き、企業の大規模投資を呼び込む産業クラスターの形成に向けた計画の素案を示した。全国10ブロック(北海道、東北、関東、北陸、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄)で、「半導体」「グリーントランスフォーメーション(GX)」など、産業集積を検討する重点分野を挙げた。6月にも策定する「地域未来戦略」の柱とする。 アンテナ店、運営に知恵 週ごとに入れ替えも―自治体 ラピダスの工場が建設される北海道や、台湾積体電路製造(TSMC)が進出した熊本県がある九州のほか、北陸、中部などが半導体産業の集積を目指す。GXは、原発や再生可能エネルギーといった脱炭素電源が多く立地する東北などが挙げた。 関東は、成田空港を核とした「航空」を掲げ、近畿は、次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」の拠点を目指す。中国、四国は「造船」、沖縄は「医療・バイオ」などを候補とした。

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