制度・政策

総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 次世代電力・ガス事業基盤構築小委員会 電力安定供給ワーキンググループ(第1回)(METI - meti.go.jp

meti.go.jp 2026-05-13
総合資源エネルギー調査会が次世代電力・ガス事業基盤構築に関するワーキンググループを開催。

専門家の視点

電力安定供給ワーキンググループの第1回会合は、議論の枠組みすら確定していない段階での招集です。ここで問われるべきは、次世代電力システムの設計図が先に描かれ、安定供給という実体が後付けされる順序の問題です。制度設計が先行すると、需給逼迫や周波数維持といった物理的制約が、政策目標を達成するための調整項目に矮小化される危険性があります。特に需要側リソースや蓄電池の活用は、実証段階の技術を制度が追いかける形になりがちで、実行レイヤーの人材不足が顕在化するでしょう。期待先行の構造は、市場機能への過度な信頼と表裏一体です。次の観測点は、このWGが具体的な数値目標と検証プロセスをいつ提示するかであり、そこで実体と物語の整合性が試されます。安定供給は制度で創るものではなく、運用で支えるものだという視点が欠落しています。

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