【国際】データセンター容量が過去2年間で36%急増。世界電力消費の2%に到達。IDCA | Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs - Sustainable Japan
データセンター容量が過去2年で36%増加し、世界電力消費の2%に達した報告。GXにおけるエネルギー需要増加を示す重要情報。
専門家の視点
データセンター容量は過去2年間で36%増加し、世界の電力消費の約2%に達しました。これはAI需要の急拡大が物理的な電力インフラに直結した典型例です。しかし数字の裏で、再生可能エネルギーの調達競争が激化し、系統連携の待ち時間が長期化するという二重のボトルネックが発生しています。ここでの構造的ズレは「期待先行」です。市場はAI需要を前提にデータセンター投資を急ぎますが、送電網の増強や電力卸市場の制度改革は数年単位の時間が必要です。つまり需要と供給の時間軸が根本的にずれているのです。隠れた前提として「電力はどこかから必ず調達できる」という想定がありますが、地域によっては調達そのものが不可能になりつつあります。次の観測点は、データセンター事業者が電力調達契約の条件をどう変更するかです。固定価格長期契約から変動価格連動型への移行が加速すれば、電力市場全体の価格形成がGX投資に与える影響はさらに大きくなります。容量拡大のスピードを電力インフラの整備速度が追い越すことは当面なく、需給ギャップが埋まるのは早くても2030年代半ばです。