【日本】ソフトバンク、国産バッテリー事業開始。韓国COSMOS LABとDeltaXと協業
ソフトバンクがAI普及に伴う電力需要増加に対応するため、韓国COSMOS LABやDeltaXと協業し国産バッテリー事業を開始した。
専門家の視点
ソフトバンクが「国産バッテリー事業」と銘打ち、韓国COSMOS LAB・DeltaXと協業する本件は、実態と語られ方に複数のズレを内包しています。実体として、バッテリーセルや先進技術の供給元が韓国企業である以上、「国産」の定義は極めて曖昧です。おそらくシステムインテグレーションや最終組立を日本国内で行うことを指すのでしょうが、中核部材を輸入に依存する限り、自律性や安全保障上のメリットは限定的です。物語としては「AI普及に伴う電力需要増への対応」と「国産」を強調し、あたかも日本発の技術による課題解決のようにフレーミングされています。しかし、協業先は韓国企業であり、国内サプライチェーンの強化よりもスピード重視の調達戦略が透けて見えます。期待の面では、読者や業界は国産技術によるエネルギー安全保障や競争力強化を期待しますが、実際は韓国技術へのライセンス依存やOEM供与の可能性が高く、長期的な技術蓄積には疑問が残ります。省略された利害関係者として、日本国内のバッテリーメーカーや材料メーカーのポジション、政府の補助金や規制の動向が触れられていない点も重要です。