制度・政策

国の「脱炭素電源」 泊1号機で落札 北電 安全対策投資費 /北海道 - 毎日新聞

2026-05-14
北海道電力が国の長期脱炭素電源オークションに泊原発1号機の安全対策投資で応札し、落札したことを報じる記事。

専門家の視点

この記事が示す実体は、北海道電力が国の「長期脱炭素電源オークション」で泊原発1号機の安全対策投資費を落札し、再開後20年間にわたり固定費相当の収入を確保するという制度利用です。財源は電力小売事業者の拠出金、すなわち国民の電気代負担に転嫁される点が重要です。 語られ方としては、「脱炭素電源」というフレーミングで原発を再生可能エネルギーと同列に扱い、競争的な落札プロセスや長期安定収入を強調しています。一方で、運転再開の見通し、規制委員会審査の不確実性、地元同意の課題、事故リスクや廃炉費用の将来負担といった要素は省略されています。 読者や業界が期待する脱炭素化の具体性に対し、この制度は原発再開を前提とした投資支援であり、実際のCO2削減効果は不確実です。ズレとして、目的(脱炭素)が手段(原発支援)に倒置され、規模(56万kW出力)と効果(再開未確定)にギャップがあります。さらに、主語が「国の制度」と曖昧で、国民負担や地元住民の利害が省略されています。 日本企業やGX人材は、このような制度依存のリスクを認識し、運転再開の不確実性や国民負担を考慮した上で、より多様な脱炭素手段のポートフォリオ構築を検討すべきです。

北海道電力は13日、脱炭素につながる発電所の新設や建て替えを支援する国の制度「長期脱炭素電源オークション」に応募し、泊原発1号機(泊村)の安全対策投資費を落札したと発表した。 落札の対象となったのは1号機(出力57万9000キロワット)の約56万キロワット分。発電再開から原則20年間、運転維持や設備投資に必要な固定費相当の収入を得られる。財源は電力の小売事業者などの拠出金。国民が払う電…

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