再エネ・技術

ディーゼルエンジンを水素で?愛知・碧南市に脱炭素社会を目指した研究開発 ... - TBS NEWS DIG

2026-05-13
愛知・碧南市でディーゼルエンジンを水素で動かす研究開発が行われ、脱炭素社会に向けた現実的な解として期待されている。

専門家の視点

この記事は、水素エンジンを「脱炭素への現実的な解」と肯定的にフレーミングしていますが、実態としては具体的な二酸化炭素削減量やコスト、インフラ整備の見通しが一切示されていません。特に、水素エンジンは燃焼時に窒素酸化物を排出する点や、水素の製造段階で化石燃料由来の水素(グレー水素)を使用すれば全体の排出削減効果が限定的になるという重要な技術的限界が省略されています。また、「JR東海も検討」という表現は、実装段階ではなく検討段階である可能性を示唆しており、時制の点で「未来の子どもたち」という感情的な物語で現在の成果を過大に見せるリスクがあります。主語も「一企業の研究開発」でありながら「脱炭素社会」という大きな目標と直結させることで、課題の規模と効果のギャップを覆い隠しています。日本企業やGX人材は、水素エンジンという技術そのものの可能性を否定するのではなく、ライフサイクル全体の環境負荷や他の脱炭素技術との競合・補完関係を冷静に見極めた上で投資判断を行うべきです。

(iLabo 宮崎洋一社長) 「(水素エンジンが)脱炭素への一つの現実的な解だと思う。未来の子どもたちのよりよい空気のためにも頑張りたい」 水素エンジンはすでにトラックや発電機に搭載されているほか、JR東海も車両への採用も検討しています。

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