【国際】個人投資家、サステナブル投資への関心92%。投資配分比率わずかに減少。モルスタ | Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs - Sustainable Japan
モルガン・スタンレーの調査で、個人投資家の92%がサステナブル投資に関心を持つ一方、実際の投資配分比率はわずかに減少したことが明らかになった。
専門家の視点
個人投資家の92%がサステナブル投資へ関心を示す一方、実際の投資配分比率は減少傾向にあるというのは、まさに期待先行の構造です。関心という物語は旺盛でも、実体であるポートフォリオ上の資金配分が追いついていない現実が浮き彫りになります。このズレの背景には、金利上昇で利回り競争が激化し、相対的に収益性が見えにくいサステナブル投資へ資金が流れにくいという経済合理性の変化があるはずです。個人投資家は理念に共感しながらも、リターンへの不安から配分を躊躇している可能性が高い。ここで見るべきは、関心が行動に変換されるための制度的な橋渡しが不足している点です。税制優遇や物流的な情報開示の簡素化といった具体策が提示されなければ、関心と配分の乖離は今後も埋まらないでしょう。次の観測点は、この関心の高さを持続可能な投資行動へ転換する政策や金融商品の登場です。92%という数字は潜在需要の大きさを示す一方で、それを実際の資金の流れに変える仕組みが欠けている現状を、私たちは直視する必要があります。