半導体やGXで地域経済を活性化 未来戦略10ブロックの素案判明(共同通信) - Yahoo!ニュース
専門家の視点
全国10ブロックの産業集積素案には、既存の立地実績を起点に半導体やGX、宇宙といった成長分野を割り当てる構成が透けます。ここで注目すべきは、地域の産業基盤と政府の戦略目標が「分類」としては一致しても、「実行」のレイヤーに同じ密度があるかどうかです。北海道のラピダスや九州のTSMCは明確な投資計画と人員配置が伴いますが、GXで掲げる東北の洋上風力や四国の集積は、送電網の整備や許認可手続きという制度面の実行が追いつかなければ、素案は「宣言」に留まる構造です。また、水素・アンモニアや宇宙は商業化までの時間軸が長く、公共投資依存度が高いため、民間の設備投資を呼び込むには補助金以上の需要保証が欠かせません。物語は地域の potential を市場へ翻訳する段階にあり、期待先行で資金が流入しても、制度執行と人材供給が遅れれば、集積どころか産業の空洞化を加速させます。次の観測点は、副大臣会議後の素案に各ブロックのKPIと工程表が明記されるか、そして進出企業の投資判断が数値として公表されるかです。言い切ります。
4コメント4件各地域で検討中の戦略産業クラスターの分野 高市政権が今夏の策定を予定する「地域未来戦略」を巡り、全国10ブロックがそれぞれ集積を目指す産業の素案の概要が11日判明した。半導体やGX(グリーントランスフォーメーション)を挙げるブロックが目立った。既存産業や進出企業の状況を踏まえた判断。素案を基に政府は都道府県を越えた産業集積を進める方針で、企業の大規模投資を呼び込み、地域経済の活性化を目指す。 近く開く関係副大臣会議で素案を示し、地域未来戦略に反映させる。 半導体関連産業の集積を掲げたのは、ラピダスが立地する北海道、台湾積体電路製造(TSMC)が進出した九州、関連企業の多い北陸など。GXは洋上風力発電施設の立地が進む東北のほか、関東や四国が集積の形成に取り組むとした。 ロケット発射場や関連企業がある北海道、近畿、九州などは宇宙を挙げた。中国、四国は瀬戸内海地域で元々盛んな造船、中部は水素・アンモニア、近畿はバイオ・ライフサイエンス、沖縄は医療・バイオを盛り込んでいる。
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