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CO₂排出量年間50万トン削減目標 バイオマス発電所完成 東ソー南陽事業所 山口・周南 - TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG 2026-05-08
東ソーが南陽事業所にバイオマス発電所を完成させ、年間50万トンのCO2削減目標を発表した事例を紹介。

専門家の視点

CO2年間50万トン削減という目標と、バイオマス発電所の完成という事実が、一つのニュースとして並置されています。ここで注目すべきは、この50万トンという数字が、東ソー南陽事業所の総排出量に対してどの程度の割合を占め、かつ、そのバイオマス燃料の調達先やライフサイクル全体での排出量がどのように算定されているかです。木質ペレットの輸入や輸送に伴う排出を差し引いた実質削減効果は、発表数字より小さくなる可能性があります。この点が、物語としての「脱炭素」と実体としての「排出量計算」の間に潜むズレです。また、バイオマス発電は経済合理性が燃料価格に左右されるため、長期的な燃料調達コストの見通しが、この目標の持続可能性を左右します。次の観測点は、この発電所の稼働率と燃料調達の内訳です。数字の発表は分かりやすい物語を提供しますが、その物語の裏にある技術的・経済的な実体を検証しなければ、削減目標は絵に描いた餅になりかねません。このケースは、物語先走りの構造を持つ典型例です。

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