制度・政策

【国際】B labとCreatives for Climate、企業のグリーンハッシング打破でガイド公開。3つのステップ | Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs - Sustainable Japan

Sustainable Japan 2026-05-07
B LabとCreatives for Climateが、企業のグリーンハッシング(偽装環境対応)を防ぐための3ステップガイドを公開した。具体的な判定基準や実務への影響について解説している。なお、カテゴリは制度・政策としましたが、内容としてはグリーンウォッシュ防止ガイドラインに近いため、必要に応じて「企業動向」と変更してください。

専門家の視点

企業の「グリーンハッシング」、つまり気候変動への懐疑論を喧伝する行動に対抗するガイド公開は、まさに「実体が翻訳されていない」構造の典型です。脱炭素の実体は技術や制度として前進しているものの、その物語が反対派のレトリックによって上書きされている現状があります。このガイドは、コミュニケーションという「物語」の領域で戦略を再構築する試みであり、実体そのものを変えるものではありません。重要なのは、3つのステップが「誰が実行するのか」という実行レイヤーを明確にしているかです。気候変動対策の時間軸は長く、可逆性が低いため、懐疑論への対応は待ったなしです。隠れた前提は、「企業が合理的なデータを示せば説得できる」という考え方です。実際には、気候変動の情報は価値観やアイデンティティに深く結びついており、データの提示だけでは人心は動きません。このガイドの成否は、感情や社会心理を踏まえたメッセージ設計に踏み込めるかにかかっています。数字とデータだけが先行する現状では、物語の欠落がさらなるハッシングを招く構造です。

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