トヨタが北米で27年に水素トラック40台導入へ、自動車や部品の物流業務に投入
専門家の視点
水素FCトラック40台という数字は、北米の物流実務に投資可能な規模として現実的な一歩です。ここでの核心は、二コラの事業承継という過去の失敗を含む技術基盤を、トヨタの量産車部品調達網という実体が引き受けたことです。つまり、技術自体の革新より、メンテナンスとデータ管理を担う実行レイヤーをハイロードが独占し、その実績を積む装置として今回の導入が機能します。一方、物語は「物流脱炭素」と掲げますが、800キロ走行は実用的でも、水素供給インフラの整備計画が示されておらず、この点で期待が先行しています。市場は水素関連銘柄に反応しますが、充填ネットワークの非対称性が解消されない限り、台数は中核物流の一部に留まります。隠れた前提への問い直しは、FCトラックが水素を「運ぶ」手段として最適であるかです。バッテリーEVが短距離配送でコスト優位に立つ中、水素の長距離優位性は2027年時点でも限定されます。観測点は、40台の稼働率と水素価格の推移です。この実証が利益を生むまで、物語は実体の証明を待つ構造にあります。
トヨタ自動車グループの米現地法人Toyota Motor North America(TMNA、北米トヨタ)と米国で水素燃料の活用を手掛けるハイロード・エナジーは5月4日、両社が共同で開発した水素燃料電池(FC)トラックを、北米トヨタ南カリフォルニアで40台導入すると発表した。 2027年から北米トヨタが米国内の自動車や部品の物流業務に投入する予定。物流領域の脱炭素を促進したい考え。 ハイロードはトヨタの物流業務を支援するため、車両のメンテナンスやデータ収集・管理などを手掛ける。 FCトラックは最大で70kgの水素を搭載することが可能で、トヨタが販売している燃料電池車(FCV)「ミライ」セダンタイプの約12台分に相当するという。 1回の水素充填で約500マイル(約800キロメートル)走行することが可能。 ハイロードは2025年2月に経営破綻した米電動トラックメーカーの二コラからFCトラックの事業を承継していた。 導入のハードル下げ利用促進、分析レポート作成プランも対象 海外の先進機器販売などを手掛けるジャパン・トゥエンティワン(J21)は12月9日、販売代理店[…] API連携し貿易手続きの効率化促進 損害保険ジャパンと日新は4月12日、貿易手続きのデジタル化推進へ両社の基幹システムを相互連携させ、荷主の利便性を高[…] 川崎重工業の現場で実証・活用、業務効率化を確認 Hacobuは10月24日、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」(ムーボ・ヴィスタ)で、A[…]
本文は配信元の記事から取得した抜粋です。
配信元の記事を読む →